026:誕生日
絶対いっしょにいてくれなきゃ嫌だからねと何処か甘えるように彼女は裾を引いた。
はいはい、わかってますよと頭を撫ぜると、約束やぶったら針飲めよ!と強がって背中に凭れてくる。
そのぬくもりをいとしく思いながら、今度は何をあげようかと考えた。
きっと何をあげても喜ぶに違いない。またあの、満面の笑顔で。