063:溺れる




居ないだけで寂しくて死んでしまうかもと、ほんの少し弱った私の言葉に彼は微笑んだ。
俺もたぶん死んでまうわと抱き締めてくれるその腕は、常と同じにあたたかく優しい。

この体温がどんどん私を弱くしていく。
そうわかっていても手放せないくらい、ただ好きでどうしようもないんだ。