077:図書館




上のほうにある本が取りたいのに取れなくて飛び跳ねていると、
背後から奴が現れてとってくれた。

少女まんがみたいな体勢でちょっとどきどきした。
それで、ありがとうと素直に手を伸ばして本を受けとろうとした…んだけど。

…なんや、この本」
「え…見てわかんない?」
「わからん」
「魔導書」
「………」


黒い表紙の立派なそれを見て、奴は黙り込んでしまった。
ぶっちゃけネタとして借りるだけのつもりだったんだけど。
でも何か本気でおびえているみたいだから意味深長に微笑んでおく。

さーて、どんな反応が見れるかな。