014:暖かい毛布
閉じた睫毛が結構長いのが割とむかついて、気持ち悪くて何かおかしかったので、すやすや安眠中の奴の頬を思いっきり抓ってみる。
変な声をあげて飛び起きた奴が面白くて、あたしはおなかをかかえて笑った。すると奴が仕返しと言わんばかりにくすぐってくるので容赦ないパンチをお見舞いする。
もうとっくに朝なんだけど、起きる時間なんだけど。
全然そんな気がしなくて、もういちどその腕にしがみついた。暖かい毛布にくるまって。