002:関西弁
「そういえばさあ、高校ん時」
「うん」
「友達に訊かれたんだよね、アンタのこと」
「え、なんて?プロフィールとか?なんや俺人気者やっ、」
「んな訳ないじゃん何言ってんの?そうじゃなくてさ」
「(今めちゃくちゃ遮るの早かった…!)」
「アンタの言葉使いのこと」
「っていうと関西訛り?」
「そうそう、曰く『忍足くんの関西弁ってエセっぽいよね、どうなのー?(高笑い)』って感じで」
「(がーん!)なッ、なんやそれ…!」
「まあちゃんと教えといたけど、『それがホントに関西出身みたいなのよ!(高笑い)』って」
「え、ああ、…いやでも何かそれも言い方おかしいんちゃうん…?(高笑いって何や)」
「おかしくないよ素直な答えだもん、ていうかあたしもアンタとよく話するようになる前までは嘘くせーって思ってたし」
「ええッ!?何でッ!?」
「アンタがギャグっぽいからじゃん?」
「!!!」
「その眼鏡とかリアクションとかさ〜あと時々妙に落ち着いてたのかうさん臭かったっつーか」
「…(そんな風な印象なんか、俺…)」
「黙ってテニスしてたら良かったんだろうけどねあははは」
本当にたのしそーに笑う彼女に肩をばしばし叩かれて、ぶっちゃけちょっと泣きたくなった。
クラス同じだった子には確実にテニス部の忍足くんというより変わり者の忍足くんだったよと更に畳み掛けられる。(っていうかもう聞きたない!)