016:陽射し




 良く晴れた日の帰途、ちいさな丘の上の細道を通ると夕焼けが目に染みる。
 つないだ手も彼の頬も朱く染まっているのであんた真っ赤だよ、と指摘するとお前はもっと真っ赤やでと返された。

 仕方ないじゃないか、夕日側にいるあんたを見上げると必然的に夕日を真正面から受けなきゃいけないんだからさ。