005:道路




「ねーこの横断歩道の白いの、アイシングみたいだと思わない?」
「アイシングって砂糖の?」
「そう、砂糖の」

 嬉々として答えると一瞬沈黙が訪れた。
 不審に思って見上げると呆れたような哀れむよーな、微妙な感情を浮かべた目とかち合う。

ちゃん」
「何よ」
「食べたらあかんよ?」
「食わねーよ!」