060:アスファルト
道端に座り込んで、道路を睨んだ。アスファルトから雨上がり独特の匂いがする。しゃがみ込んだぶん中に閉じ込めた熱気が近い。
駄々をこねて拗ねるあたしの頭の上を、仕方ないやろという言葉が過ぎて行った。わかってる、わかってるけどそれだけアンタがいないのって、つらいんだよ。
聞き分けのない子供のようなわたしをどうか、嫌わないで。