075:迷い




 嫌な夢を見てたまらなく怖くなっただなんて、まるで子供みたいだ。出会うまえは平気だったのに。あんたが甘やかすからだと八つ当たりに似たかたちで睨み付けると、奴は答えず笑った。

 何故笑ったのか、まるで意味がわからない。けど奴は別にええやろ今は一緒なんやからと、あたしの頭を撫でて言った。