097:息を止めた




 真剣な双眸と目が合って、呼吸を一瞬忘れた。

 邪魔な硝子を取り払った眸は強すぎて、目眩がする。いっそ倒れてしまったほうが楽なのではないかと、いつもこの一瞬、思う。